ハイエースデビュー(東京ー広島 約1700Km)

 昨年の3月から全国通訳案内士が自家用車を使ってガイドをすることが解禁されましたが、私もちょいちょい車を使ってガイドをしています。


 最近の仕事で、一族9人を連れて回るという案件があったのですが、ドライバーを入れて10名ということでハイエースワゴンを借りれば普通免許で対応可能ということで、ハイエースデビューしました。
普段はSWIFTを乗っていてこれでガイドをするのですが、やはり小さいので、NOAHを借りたりもしていました。
ハイエースは30年以上前に引っ越しの時に乗ったことがあるのですが、車両感覚が分からずに左のドアをぶつけてしまいまして苦い思い出があります。


 今回は事前に借りて6時間ほど乗って練習したほかに、移動と練習を兼ねて東京から広島へハイエースで移動しました。ガイドの仕事自体は広島だったのですが、いわゆるハイエースワゴン(10人乗りで車長が短いもの)は東京でしか借りれなかったので、練習がてら東京と広島の往復もハイエースを使いました。当然ですが、一人でしかも燃費の悪いハイエースで東京、広島を往復するとなると高速代(約25000円)とガソリン代(約28000円)で新幹線を使うより高くなります。従いまして行きはETCの深夜割引を使い、帰りは休日割引を使いました。ガソリンの方は無駄なアクセル・ブレーキを踏まないように気を付けるということで車間距離を開けて運転しました。全部で約1700Kmの行程で、ガソリンを168.87L使い、平均燃費が10km/L(車の表記上は11km/L)なので、まずまずかと思います。


 急発進・急ブレーキをしない、車間距離を開けるという運転スタイルはお客さんを乗せて走るときは割と有効で、結構「運転上手いね」といわれたりしますし、助手席に乗っているお客がリラックスしながらスマホをいじったり、爆睡していたりするので、ある意味ドライバーガイド冥利につきます。ちなみに今回の仕事は「英語上手いね」とも言われたのですが、それよりも「運転上手いね」と言われた方がよかったりします。
ただ、この運転スタイルは後続車受けは良くないので一般道でも左車線を走り煽られないように注意しています。


 次のステップは中型か大型免許か!と思っていたのですが、さすがに長距離を走り、次の日が一日休んでいたので、社長からは「長距離をやるときは後の休憩分も考慮して見積をしろ」と言われました。


 この歳になって改めて分かったのですが、どうやら運転が好きらしいです。何はともあれ、楽しかったです。